About
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縫うことは
虹をかけることいい服は、青空を仰ぐような、まっすぐな気持ちよさを思い出させてくれます。
上質な素材と、すぐれた技術。日本で受け継がれてきた、誇り高くひたむきなものづくりが、ほんとうの贅沢とは何かを、その着心地で教えてくれます。
服の名は nuhji (ぬうじ)。
“縫うこと”を起点に、服づくりに関わる人々から着てくださる方々へ、
美しい虹がかかることを願って。
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服づくりをめぐるモノローグ
“ 正直な服をつくりたい ”。私たちnuhji (ぬうじ)の出発は、そんなシンプルな思いからでした。そして日本の織物産地や縫製工場をめぐり、素晴らしい生地や技術に出逢いました。
織機がたてるほんの小さな音の変化すら聞き漏らさない集中力や、気が遠くなるような細かな手作業の数々。ほれぼれするほど美しくそろった律儀なミシン目。「こうしたほうがきれいだから」と、わざわざ手間の増えるやり方を選ぶ、尊いまじめさ。 -
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“ いいものを作りたい ”。そんな誇り高い仕事には、しかるべき手間や時間がかかり、こだわりという熱量が注がれます。けれど時代の声は「そんなのはいいから、もっと早く、もっと安く」と、あおりたてます。
nuhji は、めまぐるしく変わる流行から、あえて一歩離れていたいと思います。ていねいに生み出されたシンプルで心地いい服は、定番として長く愛用していただけるだけの充分な価値があります。
誇りや真心を切り捨ててしまった抜け殻のような服で、いったい誰が笑顔になれるのだろう? -
“ 気持ちのいい服を着たい ”。いいものはきっと、前向きな思いの連鎖でできています。だから着るたび、うそのない着心地に背筋がすっと伸びる。手渡された静かな豊かさで、満ちていく自分を感じられる。
誇りや真心を注いだ正直な一着が、着てくださるおひとりおひとりの心映えをうつす合わせ鏡のように、今日も凛とすがすがしく輝いていますように。 -